各選手

株式会社桜梅桃里 
代表取締役会長 創業者

日笠 光生

プロテニスプレーヤー

園田 彩乃

株式会社桜梅桃里代表、日笠氏は複数事業を経営するかたわら岡山学芸館高等学校の同窓会会長として同校の活動を支援。さらに「頑張る若者を応援したい」とプロスポーツ支援もスタート。才能を開花させ未来をつくる取り組みへの想いを探る。

Athlete's Career Truth

「活躍できる期間はとても短い」
プロアスリートのリアルキャリア

ドラマ化もされるなど、アスリートのセカンドキャリア問題が今、話題となっている。
福岡県出身のプロテニスプレーヤー園田彩乃さんも早くからプロアスリートのリアルに向き合っていた。小学生からテニスを始め、すぐに全国レベルの選手として名を馳せた後、その才能を認められ岡山学芸館高校へ進学。出身地から遠く今まで縁のない岡山の高校を選んだのは、3年間のオーストラリア留学制度が利用できるから。卒業後はプロを目指すという目標はそのままに、日本大学への進学を選ぶ。「プロとしての活動に不可欠であるスポンサー契約を得るためです」。
海外生活で自己主張や積極的な姿勢は身についたが、企業から求められる上下関係や礼儀などを学ぶ機会を逸したと感じていた。「テニスはメジャースポーツではあるけれど、プロスポーツとして日本での認知度は低いと思っています。スポンサー契約なしでは活動できないのが現実です」。大学の部活動の中で社会に必要な考え方を自分のものにし、3年次に学生プロとしてキャリアをスタートさせた。「プロになることでプロとしての生き方を固めるほうが私らしいのでは、と思ったんです。プロになることがゴールではない、なってから自分の立ち位置を築いていくのが大切だと考えました」。

For the Second Career

セカンドキャリアまで見据えた関わり

国内のみならず海外での活躍を視野に入れている園田さん。FILAtennisのカタログモデルを務めるなど人気プレーヤーとしての地位は盤石に見える。さらに“自分の活躍やアピールがスポンサーのためになる”と、自ら運用マーケティングを学びながらのSNS発信も話題だ。「SNSをがんばっているのは自分が有名になりたい気持ちからではありません。幅広い方に見てもらうことでスポンサーへの注目が集まることを実感しています」。
しかし、華やかさの裏にある厳しい現実は見逃せない。「活動を続けるためにはスポンサー獲得にも動かねばならず、練習時間とのバランス調整が大変。マネジメントも自ら行っているのですが苦労が絶えません」。
そんな彼女に手を差し伸べたのが同じ岡山学芸館高校出身であり、同校の同窓会会長を務めている日笠光生代表取締役会長だった。「“若者の成長を支えたい”という強い信念があります。園田さんは子どもの頃から才能が注目されるばかりでなくご自身も努力を続けておられ、アスリートとして可能性を感じます」。日笠会長も早くからプロアスリートのセカンドキャリアを課題として捉え“何かできることはないか”と模索していた。「スポンサーなしで活動できるプロ競技は日本にはほんのわずか。テニスは人気の高いスポーツですが、世界的なトッププレーヤーであってもスポンサーが必要です。才能のある若者がフィールド外で苦労されるのはもったいないと感じ、自分のできることで支援したいと考えたのです」。

Support the Future

「無限の才能を伸ばしたい」
日本の未来を変えていく

金銭的支援にとどまらず、社員登用に踏み切った。彼女の人生そのものに関わるという想いの現れだ。「後輩を支援したい気持ちもありましたが、何よりも園田さん自身の人間的魅力が企業の成長にプラスになるのではないかという期待がありました」。さらに「“世界に雄飛する”という企業目標を進めるためにも今後、事業の海外展開を加速していきたいと考えています。それには園田さんの海外生活で培った英語力、現地コミュニケーション力、何よりも“プロテニスプレーヤー”という実績が大きな武器になるに違いありません」。急速に発展している東南アジアへの進出を視野に入れ、彼女のセカンドキャリアを生かしていく覚悟なのである。
28歳、プロテニスプレーヤーとして円熟期を迎える園田さん。持ち続けている夢《全日本選手権優勝》に向けて着実に歩みを進めてきた。「いつか、選手としてのキャリアが終わるときに、スポンサーやファンの皆さん、コーチなどお世話になったすべての方へ『私は十分やり切ったよ』と胸を張りたいんです。感謝してもしきれないほどの支えをいただいているからこそ、今は目標に向かって120%の努力を続けていきたいと思っています」。2つの想いがシンクロし、未来へ向かって今、走り始めた。

PROFILE Ayano Sonoda

1995年10月、福岡県生まれ。小1時に5歳上の兄の影響でテニスクラブで初めてラケットを握る。当初は遊び半分だったが小4で参加した、自身2回目の公式大会で準優勝。当時は入賞より負けたことが悔しくて、本気でテニスに向き合うことを決意。
2008年の小6時には全日本ジュニアU12と全小でベスト4を飾り、全国レベルの選手に名を連ねる。中学生で全国優勝も経験したことでプロへの道を考え始める。その後岡山学芸館高校に入学、特別留学プログラムを利用して、オーストラリアで高校生活の3年間のほとんどを過ごす。帰国後は日本大学へ進学し、3年次の2016年にプロ転向を決めた。
現在は日笠、菅公学生服他とスポンサー契約を結び、FILAtennisカタログモデルや、桜梅桃里社員など多岐にわたって活躍中。YouTube他各種SNSでの発信も話題で、Instagramのフォロワーは2万人。

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